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『リラックマのなんでもない今日』発売です。

日々を生きるということ、生活をするということは、自分の心であったり、からだであったり、
意識であったり、行動であったり、そういう「自分」が原理になって動いていくものですが、
それでもその過ぎていく時間の中に、すれちがった誰かの気配を感じるものです。

あまり気乗りしない朝に、うらがえって寝ている猫をみたとき。
赤ちゃんの落とし物の帽子を、拾った誰かが見つかりやすい柵の上に置き直してあったのをみたとき。
一生懸命自転車を練習するおじいちゃんと小さい子をみたとき。

直接言葉を交わすことはないけれど、誰かの1日とすれちがうことで、心がほどける一瞬があります。
当の本人にはなんでもないことでも、心やわらぐ一瞬だったりするように。

リラックマのなんでもない今日。』でのクマたちの日々が、みなさんの今日と
交わる一瞬がありますように。